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東京都港区の歴史
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所在地 東京都港区芝公園2-12 (瘡守稲荷神社)

港区指定有形文化財(歴史資料) 
  元禄七年銘 納経石塔
   
      平成12年(2000)10月24日指定

 前面右側に観音菩薩、左側に不動明王の二尊を浮彫りにした石塔で、元禄7年(1694年)に造立されたものです。この時期の石造物としては比較的大きく、観音菩薩・不動明王の二尊像は、ほとんど風化せずに良く残っています。



 背面にはこの石塔の由来を示す136字からなる銘文が刻まれています。それによると、元禄6年(1693年)に大蔵経を納める経蔵の蔵司の居処を定め、その地を譲るために蔵司の発願で翌年この石塔を造立したことがわかります。このように、この石塔は増上寺への納経に関わって造立された石造物として貴重なものです。



  背面銘文

武州増上教寺者浄家十八叢林冠首幕下将軍累世帰依之霊場場也
東照神君家康公命近臣今納三大蔵経矣元禄六癸酉■秋■貞譽大和尚通宮家以此地永須辨職蔵司者為居虜也余有■願彫刻於観世音不動明王之石像擁護遐代祈祈の之頌

   示現二尊雄 眞心法界宮
   譫敬離悪趣 福寿垂無窮
  元禄七甲戌歳2月28日 三緑山蔵司 自信謹詰

     平成12年(2000年)10月24日 港区教育委員会
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