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東京都港区の歴史
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所在地 港区白金台3-2-19 (瑞聖寺)

港区指定有形文化財(彫刻)
 木造釈迦如来
 阿難像あなんぞう
 迦葉像かしょうぞう
            昭和63年(1988)10月26日指定

 瑞聖寺は、黄檗宗寺院として江戸において初めて建立されたものです。開基は青木甲斐守重兼で、黄檗宗を日本に開宗した中国僧隠元の弟子である木庵性瑫が開山として招請され、漢文11年(1671)に落成しました。
 本尊釈迦如来坐像(寄木造)は、体部背面に金泥で記した「寛文十一辛亥」の銘があり、瑞聖寺開山のときの造像であったことがわかります。また、頭部内刳面に「音羽仏師祐運次郎兵衛」の墨書銘があり、京仏師の作とわかります。
 両脇侍の阿難・迦葉立像(寄木造)も、釈迦如来像の一具像として、保存もよく、伝存するのは貴重です。
 中国明時代の様式を伝えた、区内における稀有の作例として貴重です。
 法漁
釈迦如来像  像高 77.4センチメートル
          光背 142.0センチメートル
阿難像     像高 111.9センチメートル
迦葉像     像高 107.7センチメートル
  港区教育委員会
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