東京都港区の歴史
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 所在地 港区芝公園4-9-8 (妙定院) 港区有形文化財(彫刻) 銅造阿弥陀如来及両脇侍立像 昭和61年(1986)10月20日指定 本像は岩百合善光寺式三尊にあたる三尊一具像の遺例です。その祖形は信濃善光寺の根本仏として伝えられる像にあるとされ、欽明天皇13年(551)に百済からもたらされた長さ1尺5寸の阿弥陀如来と同一尺の観音・勢至菩薩で、金で鋳造された霊験像であるといいます。今日、善光寺本尊は秘仏ですが、之を模刻して崇める記録は平安時代後期からみられ、鎌倉時代のち模像の遺例はにわかに増えて各地に及び、その間細部の形式に異同も生じています。 本像の像高は中尊が41.4cm、左脇侍30.7cm、右脇侍30.3cmで通例の法量を示しています。三尊とも銅鋳し鍍金を施しています。 中尊は細面の長身に作られ、著しい伏目の面相は親しみやすく、江戸時代前期の作風を表しているのに比べ、両脇侍は肩を張った体躯と丸みのある頭部が形姿を整えており、制作年代は両脇侍がやや先行するものと思われます。このように本三尊像は一具同作とは認めがたいものですが、善光寺式三尊像の遺制をよく伝えた作例として、また三尊が均衡を得た構成を示している作例としても貴重です。 港区教育委員会 PR |
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